肩こり、左肩甲骨内側コリ、痛みの原因とは。

皆さんこんにちは。
コロナの影響で以前より在宅ワークが増え家でパソコンばかりの生活で肩こり、肩甲骨の痛みを訴える方が増えていますね。

当院に来られている患者さんの中に、肩甲骨内側コリを訴えるかたがいますが、圧倒的に右より左にコリ、痛みを訴える方が多いのです。

左肩甲骨内側コリ、痛みがでる原因について考えていきたいと思います。

目次

なぜ左肩甲骨内側が右に比べてコリ痛みやすいのか?

  • 右腕よりも左腕のほうが使うことが少ない。
  • 同じ姿勢でキープしていることが多い。
  • 細かな作業や重いものを持つことが多い
  • パソコンでの仕事が多い。
  • 左側重心のことが多い。
  • 同じ作業を繰り返ししていることが多い。

上記のことをしている方は左肩甲骨内側ハリ、痛みがでやすい方といえるでしょう。

右肩のほうが左肩より動かしているからコリ痛みがでにくい。

日本は圧倒的に右利きの方のほうが多いですよね。日常生活において右腕のほうが左腕より使うことが多く、右肩のほうが左肩より動かす範囲が広いのです。日常生活上、左肩よりも右肩のほうが多く動かすことで筋肉も適度な柔軟性を保ち、血流循環が良くなるので左肩よりも右肩のほうがコリ、痛みがでにくいと考えられます。

でも、

右肩のほうが多く使って動かす範囲も広いのならば左肩よりも疲れてしまい、右肩甲骨のほうがコリ、痛みがでやすいのではと考える方もいると思います。

では、ここで日常生活動作を例にとって考えてみましょう。

食器を洗うことをイメージしてみてください。右手でスポンジをもって左手でお皿を持って洗うと思います。その時右手はこまめに動かしますが、左手はお皿を落とさないようにキープし動かさずに力を入れている状態です。

字を書く時も右手で鉛筆を動かし、左手で紙をおさえています。スマホで操作するときも右指で操作し左手でスマホを支えています。このように、右手は適度に動かしているのに対して支え手となる左は保持するためにあまり動かさない割にはキープするために力を入れていないといけません。動かさないうえに力を入れて使っていると関節の可動域は狭くなり、筋肉も緊張し、血流循環が悪くなってしまいます。

左腕、右腕の筋力差と使いやすさでは?

先ほども言いましたが圧倒的に右利きが多いということは、右腕と左腕では右腕のほうが筋力が強い傾向にあります。

また、同じ動作をするときは右手のほうが左手よりも圧倒的にうまく使うことが出来ます。

そうするとどのようなことが起きるかというと、荷物を両手で持っていても左手のほうが疲れやすくなります。

また右手に何か持っていて左手で作業しないといけないときなどは、右手よりも余計な力が入ったり、右手で作業するよりも時間がかかったりすると思います。

このようなことが日常生活で続くと疲労が蓄積して結果左肩、左肩甲骨内側コリ、痛みに繋がってきます。

左肩甲骨内側コリ、痛みの傾向と対策。

ここで、大きく2つのタイプに分けて説明していきます。

1、朝起きた時痛みがある、長時間同じ姿勢をしていると痛みがでるタイプ。

このタイプの方は基本的に気、血の流れが悪くなっている方です。寝ている時、動かないときは日中や活動時に比べて気、血の流れもゆっくりになります。正常に体が機能していれば流れがゆっくりになっても全身にくまなく気、血が流れて痛みがでることはありません。よって 朝起きた時痛みがある、長時間同じ姿勢をしていると痛みがでるタイプの方は、気、血の流れを促進するようにします。

  • 温めて流れを良くする。
  • 湯船にじっくりと浸かる。
  • 肩周りのストレッチを行う。
  • 長時間同じ姿勢をすることを避け、50分1回程度体を動かく。

2、夕方、夜になると痛みがでる、長時間作業をしていると痛みがでるタイプ。

このタイプの方は、オバーワークか自己治癒力が低下している方です。本来人間は自分で治す、回復する力が備わっており自己治癒力が正常に機能していればある程度の作業をしても耐えられるだけのエネルギーを持っています。しかし、自己治癒力が低下している方は、夜、睡眠をとっていても十分に回復していないため夕方、夜になるとエネルギー不足で痛みがでてしまうのです。また、エネルギーが十分でも、それ以上の過度な仕事をすると痛みがでます。よってこのような方は自己治癒力をあげるようにします。

  • 十分に睡眠をとる。(時間だけでなく睡眠の質もよくないとだめです)
  • ただし食生活(食べ過ぎ、外食、コンビニ食などは控えましょう)
  • 適度な運動(ウォーキング30分程度を心がけましょう)
  • 精神的な余裕を持ちましょう(自分に合ったストレス解消を見つけましょう)

まとめ

右利きの人は左肩甲骨内側ハリ、痛みがでやすい。

朝、同じ姿勢で痛みがでる人は、気、血の流れを良くしていきましょう。

夕方、夜、作業をして痛みがでる人は、自己治癒力を高めましょう。

自分自身で色々やってみたけれどもやっぱり痛みが取れないという方は、プロに任せて治療を受けることをお勧めします。

気、血の流れを良くする、自己治癒力を高めるのは鍼灸の範疇です。迷っていないでご相談ください。

鍼灸整体サロン温春健心
長野市篠ノ井御幣川805-3
TEL:026-214-6124

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