今日は、のどの痛み、咳についてお話していきます。
4日前に風邪をひきました。その日に天ぷらと焼肉を食べたら胃がもたれ背中が張って痛くなってきた。
次の日に熱が39℃まで上がり、膀胱炎も併発しました。
熱は下がったがのどの痛みはとれず、今度は咳が出てきて、咳で寝られない日が4日間続いている。
そして首、肩、背部、腰が痛くなっている。
という状況です。
喉の痛み
咽頭痛(いんとうつう、英: Sore throat)とは喉の痛みのことである。ここでは咽頭炎(いんとうえん、英: Pharyngitis)を中心に咽頭痛及び感冒症状のマネジメントについて記す。
wikipediaより引用
喉の痛みとは喉の部分に炎症が起きている状態という事になります。
今回の患者さんも風邪を引いてしまっているので、喉に炎症が起きたと考察する事が出来ます。
咳について
咳嗽(がいそう、cough)とは、医療分野における症状の一種であり、肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動であり、通常繰り返して起こる気管・喉頭・呼吸筋の反射的な収縮運動である[1]。一般的には咳(せき)という。
1回の咳嗽で2kcal(≒8.4kJ)のエネルギーを消費するといわれ、咳嗽が続くとエネルギーを著しく消耗する。風邪などで咳嗽が続く場合は栄養状態に注意する必要がある。また、老人は咳の衝撃に耐えられず肋骨を骨折してしまうケースも少なくない。横になると楽になる。
wikipediaより引用
また咳が長引いてしまうのには内科的疾患も疑われるケースもありますが、今回の患者さんは病院に行き、疑われる所見は無いとの事でした。
風邪や熱は下がったが
風邪や熱は下がったものの喉の痛み、咳が良くならず、首、肩、背中、腰と体に痛みが出てきて当院にご来院頂いた状態になります。
風邪や熱が落ち着くと、大体は喉の痛みも咳も落ち着くのですが
何故、喉の痛み、咳が良くならなかったのか?
喉の痛みや咳が長引く要因
インターネットで”喉の痛みが長引く原因”を検索すると
”治らない原因は重大な疾患が隠れているかも”と出てきます。
もちろん、その可能性もあるので、一度病院で診てもらった方が良いですね。
この患者さんは当院に来院される前に病院を受診し、喉に炎症が起きていると診断され炎症を抑える薬を処方してもらっていました。
薬を飲むも喉の痛みは治らない。そして咳も治らない状態でした。
喉の痛みも、咳もはっきりとした原因が病院で分からない場合
当院では以下の事が原因だと考えます。
①骨のズレによって、喉につながる部分の神経や血管の通りが悪くなり、痛みを感じる
②自律神経の働きが悪いため、自然治癒力が低く、喉や気管の炎症が治りずらくなっている
③「気・血・水」の流れが悪いため、自己免疫力が下がって中々良くならない
問診、脈診、腹診、各種検査をさせていただくと
3つに異常があり、自然治癒力、自己免疫力が下がっている状態でした。
当院で鍼治療、骨格矯正を行う
今回のケースは1回目の施術で症状が治まることはありませでした。
各検査項目の脈診、腹診で改善が見られ首肩、背中、腰の痛みは落ち着いた為、1回目の施術は終了。
2回目の来院。
前回の治療後はいつもよりよく眠れた。
喉のイガイガは取れて今度はたんが絡む咳に変わったが頻度は軽減。
食欲もほぼ元通り、便通もOK。
前回よりも背部の円背が強いが、頚肩腰の痛みも軽減。
前回の治療に加えて背部へのアプローチも加えて行いました。
そうしていくうちに患者さんが
呼吸がしやすくなった。
喉がスーッとしてきた。
と仰られ、顔のほっぺが赤くなり、血流が良くなった状態になりました。
続けて、喉の痛みが出ている真裏の骨のズレを矯正すると
その場で喉の痛みは消失しました。
初回来院から1週間が経過しており、自然治癒力がしっかりと機能している状態だったため2回目の施術でこれだけ良い反応が出たと考えられます。
症状が治りにくい要因
症状が治りにくい要因は様々ですが
当院で行える範囲で考察しているのは
①骨のズレによる影響
②「気・血・水」の乱れ
です。
症状にも様々なものがあり、全部が良くなるわけではありません。
しかし、病院で原因不明と言われて今回みたいに施術をして、自然治癒力が上がると回復が早くなるケースはあります。
東洋医学では、予防医学を重点に考えて施術をしていきます。
予防には、患者さん自身が自覚していない所を私達施術家がチェックをして、お身体が回復しやすい状態を作っていきます。
皆さんも風邪が長引いていたり、喉の痛みが引かなかったり、咳が長引いたりしている場合は、東洋医学的観点からの施術を受けてみることを一度オススメ致します。
少しでも多くの方が健康になれるよう、サポートしたいと思います!