ストーリー
子供の頃じいちゃん子だった私は、祖父と遊ぶことが楽しみでしたが、祖父は喘息を患っており入退院を繰り返していました。祖父が元気で長生きしてほしいという思いから、将来は医者になることを夢見ていました。そんな矢先、大好きだった祖父が亡くなってしまいました。すっかり目標を失い自暴自棄になることもありましたが、それでも医療の道で人の役に立ちたいとの夢は消えませんでした。そんな折お世話になっていたキックボクシングの会長に紹介された鍼灸の効果に感銘を受け、鍼灸の道へ。鍼灸師は私にとってやり甲斐のある仕事でした。
病院に行ったがなかなか良くならない腰痛、色々な治療院に通ったが痛みがとれない膝、痛くて日常生活に支障をきたしている五十肩の患者さんを目の当たりにして結果を出せない自分がいました。自分の力のなさを知り、情けない気持ちでいっぱいでした。スキルアップのために、日々の施術の在り方を見直し、本を読み、セミナーに参加し知識、技術を磨いていきました。そのような日々を過ごすうちに、痛みの原因は痛みのある部分だけではなく、他の部分にあるとういう理論に行きつきました。筋、骨格系のアプローチのみだけでなく、内臓、頭蓋、経絡にアプローチすることで、多くの痛みを抱える患者さんに対して結果を出せるようになりました。
病気を未然に予防する場所があれば…
しかし何か足りない思いがありました。私の原点は「祖父の元気な姿を見たい」という思いでした。初心を振り返ってみて、「病気になる前に予防することが出来れば、自分と同じ思いをする方を一人でも減らせる」と思いました。のべ6万人以上の患者様を診てきて、多くの患者様が病気になる前に腰痛、肩こり、頭痛など身体に不調があったということを知りました。病気になる前にその方を健康に戻せることができる方法・場所を作ろうと思い開業しました。
どんな痛みで困っているのか、どのようになりたいか、原因は何なのか、将来お体に不安はあるのかなど、細かくお話を聞いていきます。お体の状態を把握する上でとても大切なプロセスです。どんな些細なことでも気軽にお話しください。