不眠について

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

先日院の外にいるときに歩いている方から質問をお受けしました。

「私不眠なのですが、不眠の治療もできますか?」

そんなことで今日は不眠についてお伝えしていこうと思います。

不眠といってもただ寝れないだけでなくいくつかに種類があります。簡単に説明します。

不眠の分類として一般的に4種類に分けられます。

目次

不眠の種類

1、入眠障害(Sleep onset insomnia)
夜になってベッドに入っても、いつまでも睡眠が訪れてこない状態である[9]。しばしば不安の症状がある。日照時間にまで睡眠時間帯が遅れていることが原因の睡眠相後退症候群は不眠症と誤診される[27]。
2、睡眠維持障害(Sleep maintenance insomnia)
中途覚醒。寝付くことができても、真夜中に目が覚めて再び入眠できない状態である。この情態から睡眠に戻るのが難しいという入眠困難であることもよくある。これらの人々の3分の2は夜間の半ばに目覚め、半数以上は睡眠に戻れない。[28]
3、早朝覚醒(Sleep offset insomnia)
寝付くことができても、朝早く目が覚めてしまい、再び入眠できない状態である。合計睡眠時間が6.5時間に達する前に、覚醒が(30分以上)早く起こり、睡眠に戻ることができなくなる。しばしばうつ病に特徴的である。[29]
4、熟眠障害(nonrestorative sleep)
睡眠時間はとれているはずなのに、十分に眠れたような気がしない状態である[9]。

ウィキペディアより引用

私の経験上多くの患者様を診させていただく中で上記の症状が単発ではなく、複数訴える方も少なくない。また期間においても一過性のものから、数週間、数か月と人によって違います。

東洋医学からみた不眠

日中は全身を気が巡っているために頭や目なども活発に働いている。

夜になると、気の流れもゆっくりになり頭、目に行く気が減っていくので自然と眠くなっていきます。

しかし本来行くべき場所に気が入らず頭や目に停滞してしまうと寝られなくなります。

また、肝で蔵している「血」も日中は全身を巡って循環しているが夜になると肝に戻る。

しかし、何らかの理由で肝に帰れないと寝られなくなります。

これは不眠とは逆だが食事をした後眠気が来ることは誰もが経験したことがあると思います。

あれは胃の消化の働きを助けるために気が胃にたくさん集まった結果頭への気が足りなくなり眠くなるのです。

不眠のケースはその方その方でいろいろな原因が重なって起きることが多いと思います。

また、不眠だけではなくほかの体の不調も併発しているケースがほとんどです。

不眠の患者さんの1症例

私が診させていただいた患者さんの中から一症例ご紹介したいと思います。

・全身倦怠感。寝つきが悪く、朝起きても疲れが取れていない。

・寝つきが悪くなり始めてから数か月は立っている。

・アトピーを持っており寝られなくなってからアトピーがひどくなって余計にかゆくなってしまい寝付けない。

・仕事から帰ってくるのが11時半ごろになり布団に入るのは1時を過ぎる。

・そこから寝付けず2時半ぐらいになってようやく寝られる生活が続いている。

・仕事でのストレスもあり転職をすることになっている。

という状態でした。

お体の状態を脈診、腹診ともろもろ検査していきました。

元気が消耗し、免疫系も低下している状態。

皮膚もパンパンに張ってしまっていてリラックスできていない状態でした。

自分では気づいていないようでしたが全身緊張状態で元気の消耗著しくなっていると推測されます。

こんな時は刺激は少なめがいいので3か所のみ選血しゆっくり優しい刺激で治療を行いました。

鍼をしている途中から眠気が来たようで寝息が聞こえてきたのでそのまま静かに治療を進めていきました。

治療後脈、お腹を再度確認し治療を終えました。

その日の夜ふとんに入っていつの間にか寝ていたとのことです。

そしてご本人にとしては次の日の体のスッキリしたのが一番の驚きだったようです。

今回のケースは1回で実感していただきましたが、不眠のケースはある程度回数が必要です。

また、生活環境の改善も大切になってきます。

生活環境が今のご自身のお身体を作っている源ですので、問診で確認させて頂きながら皆様にご説明もさせて頂きますので、お困りの状態がありましたらご相談ください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

鍼灸整体サロン温春健心
長野市篠ノ井御幣川805-3
TEL:026-214-6124

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