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ある患者さんから、寝すぎると頭が痛くなるとご相談を受けたので、今日はなぜ寝すぎると頭痛するのかについてお話していきます。
寝すぎて頭痛がするのには、大きく2つの原因が考えられます。
1,寝すぎたことにより、首肩の筋肉が緊張してしまい血流障害を起こす筋緊張型頭痛のケース。
2,寝ているときは自律神経の副交感神経が優位になっています。
副交感神経は脳内の血管を拡張させます。
寝すぎてしまうと血管拡張が強すぎて周囲の神経を圧迫することにより起こります。
偏頭痛に近いケースです。
予防法は?
答えは簡単です…
寝すぎないことです。
と言ってもついつい寝すぎてしまう、週末は起きられないといった方も多いと思います。
本来、首肩が張ってきて辛くなってくると、本能的に起きたくなるものです。
しかし、
肩首のハリ以上に眠気が勝つということは、日々の日常生活において交感神経過緊張の状態が続いてしまっています。
仕事での精神的ストレス、過度な労働と労働時間。
平日を乗り切ると週末を寝て過ごす。
このような方は、週末になると一気に緊張が抜けて副交感神経が優位になりすぎてしまいます。
結果、起きる気力がなく一日をだらだら過ごしてしまっています。
また、首肩の筋肉の緊張で血流障害がおきますので血管を拡張して血流を促進しようとします。
さらに副交感神経が優位になると考えられます。
つまり、
寝すぎてしまうと首肩の筋緊張からの血流障害の可能性も高いのですがそれよりも副交感神経優位の状態が長く続き、
脳の血管拡張による周囲の神経圧迫による頭痛のほうが可能性は高いのではないかと考えられます。
交感神経過緊張、副交感神経過剰な状態が交互に続くと精神的に不安になりうつ症状が起こるリスクが高まります。
寝すぎて頭が痛くなる根本的解決策は…
自律神経のバランスを整えることです。
鍼灸治療は自律神経のバランスを整えるのに効果的です。
詳しくは、ブログの「鍼の効果について」参照してください。
治療ももちろん大切ですが、日々の生活習慣を見直すことが1番大切になってきます。
体に不調が起きているという言うことは、自分の体を労わってというサインでもあります。
これくらいは大丈夫と過信せずにすぐにその体の危険信号をキャッチして生活習慣を見直すように心がけてください。
鍼灸整体サロン温春健心
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